バイトを辞めたい。。円満退職をするために必要な基本マナーと退職方法!
進学や就職など環境の変化、職場の人間関係や労働条件など様々な理由で、アルバイト先を辞めるタイミングは必ず訪れるもの。
なかには、職場の雰囲気になじめないなど「せっかく採用されたけどすぐに辞めたい」なんてケースもあるかと思います。
いずれにせよ、お世話になったアルバイト先なので、退職の際はトラブルが無いようにしたいですよね。
しかし、退職の際にもマナーがあり、退職の意思を、退職希望日目前に伝えたり、電話やLINEを利用して伝えたりすると、上司に悪い印象を与え、無用なトラブルを招いてしまうことも。
そこで今回は、アルバイトを円満に退職する際に気をつけたい基本マナー・ポイントを、例文を交えてご紹介します。
円満退職をするために必要な基本マナーと退職方法とは
退職の意思を伝えるタイミングと伝え方とは?
退職の意思は、あなたの退職後のシフト調整・代わりの人を雇う期間に配慮し、退職希望日の一か月前までに役職者(店長・部長など)へ伝えるのが基本マナー。
雇用契約書等で「退職の意思は退職希望日の○○日前に伝える」と定められている場合は、その日数より前に退職の意思を伝えます。
なお、電話・LINE・メールで退職の意思を伝えるのは失礼にあたるので、必ず対面で伝えるようにしましょう。
役職者と対面で話す機会を設けにくい場合に、電話で約束を取り付けるのは問題ありません。
また、先輩や同僚に退職について相談することもあると思いますが、先輩や同僚から役職者へその旨が伝わると印象が悪くなるので注意が必要です。
【退職を相談するときの例文】
お疲れさまです。大事なお話があるのですが、今お時間よろしいでしょうか。
急で大変申し訳ないのですが、○○(理由)のため、○月○日までに退職させていただきたいと思っております。
【電話で約束を取り付けるときの例文】
お疲れさまです。今お時間よろしいでしょうか。
お忙しいところ大変申し訳ないのですが、退職についてご相談させていただきく思っております。
よろしければ直接お会いしてお話しさせていただきたいのですが、お時間の都合がよろしい日はございますか。
退職の意志を伝える前に、バイトを辞める理由も考えておきましょう。
職場環境や人間関係を退職の理由にすると「改善するからもうちょっと頑張らない?」などと引き止められやすくなります。
スムーズな退職を目指すなら、自分の都合を理由にすることをオススメします。
【退職理由の例文】
・引越しなど家庭の事情
・学業・部活動・就職活動に専念したい
・今の仕事が自分に合っておらず、健康状態に影響している
入ったばかりや人手不足の職場を辞める場合のポイントとは?
入ったけどすぐ辞めたい場合(即日・一週間・一か月など)は、速やかに店長や直属の上司に相談しましょう。
お店やバイト先でも、新たに引継ぎや求人の時間が必要になりますし、研修期間が終われば本格的にシフトを組まれ、ますます辞めにくくなってしまうためです。
人手不足でやめられそうにない場合は、退職希望日の一か月前までに、「人手が足りない状況で大変申し訳ないのですが…」とひと言添えて、退職の意思を伝えましょう。
民法上、14日前の申し出で退職することはできますが、緊急に辞める必要がある場合を除き、可能であれば退職希望日は、勤務先の繁忙期にならないよう、お互いの都合の良い時期を相談できればベターです。
退職の意思を伝える前に組まれていたシフト分はしっかり勤務する、余裕のある時期を見計らい早めに退職を申し出るなど、なるべくバイト先に迷惑の掛からないよう心がけることが、円満退職にもつながります。
万が一、人手不足を理由に脅しに近い引き止めを受けたり、無理矢理シフトを組まれるなどトラブルに巻き込まれたら、一人で悩まず労働基準監督署や保護者に相談することも大切です。
>>全国労働基準監督署の所在案内(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/location.html
他にも、円満退職するために必要なポイントはあるの?
退職が決まったからと言って、退職日までの業務をダラダラとこなしたり、無断欠勤することはとても大きなマナー違反。残った出勤日も、しっかり業務をこなしましょう。
退職当日は「今まで大変お世話になりました。ありがとうございました。」など、お世話になった先輩、同僚に感謝の旨を伝えれば、印象も良く円満な関係のまま退職できます。
必須ではありませんが、退職日もしくは退職後にお菓子を用意するのもひとつのポイント。スタッフへ感謝の旨を伝えるきっかけも作りやすくなります。
ばらまき用のお菓子は、勤務先の人数分に十分足りるだけ個別に包装されているものを用意しましょう。