1. HOME
  2. ブログ
  3. 掛け持ちバイトを始めるなら知ってほしい!掛け持ちバイトのメリット・デメリット!

掛け持ちバイトを始めるなら知ってほしい!掛け持ちバイトのメリット・デメリット!

掛け持ちバイト

ひとつのアルバイトで働いているだけでは、時給アップや昇給のチャンスは限られます。また、バイト先によってはフルタイムの勤務を希望しても、なかなかシフトに入れないこともあり得ます。

ふたつ以上のアルバイトで稼ぐ掛け持ちバイトは、ひとつのアルバイトだけでは難しい余裕ある収入を得るための有効な手段。しかし、掛け持ちバイトならではの思わぬ落とし穴もあるので注意が必要です。
そこで今回は、掛け持ちバイトをはじめる前に必ず抑えておきたい、メリットとデメリットをご紹介します。

掛け持ちバイトのメリット・デメリットを解説

メリットは?

【1.余った時間を有効に活用して収入アップ!】

掛け持ちでバイトする一番のメリットは、当然収入のアップです。
例えば本業に加えて、週2回、時給1,000円のアルバイトで5時間働けば、1ヶ月4週として4万円。単純計算では1年でおよそ48万円の年収アップに繋がります。夜間や休日(土・日・祝)のシフトで働けば、深夜手当や休日手当で時給が高くなる職種も多いので、現在平日の昼間だけ働いている人ならとくに狙い目です。

同じ職場だけで長年働いても、なかなか給料アップには結びつきづらいパートやアルバイトで、金銭的なゆとりが生まれる副収入を確実に得るなら、ぜひ検討したい働き方といえるでしょう。

【2.家計に嬉しい!月2回以上の収入】

それぞれのバイト先が別の給料日なら、月2回以上まとまった収入が手に入るのも、無視のできない大きなメリットです。
予定外の支出が多い月でもやりくりが大変楽になりますし、大学院への進学費用、海外留学や免許の取得など 大きな目的に向けて貯金するなら、ひとつのバイト先の収入を貯金専用の口座に分ける、計画的な運用もしやすくなります。

【3.副業には収入以外のメリットもあります】

副業には収入以外に、スキルアップに役立つというメリットもあります。たとえばIT・web系など経験や実績が問われるクリエイティブな業界に就職するためアルバイトで実務経験を積むことも考えられますし、メインとなる本業を収入のための仕事と割り切り、自分の趣味やスキルを活かせるお仕事を副業として選ぶケースもあるようです。

その他、小さな子どもや介護が必要なご家族のいるご家庭で、自宅を離れられない時間は試験の採点や添削、ブログライターや記事制作など在宅系のアルバイトに充て稼ぐこともありますし、一人暮らしのフリーターや学生なら、週に何度か従業員用の賄いでご飯が食べられるアルバイトを入れるだけでも、その分浮いた食費は単純な時給以上のメリットになるでしょう。
掛け持ちするパートやバイトは、現在のライフスタイルや将来のキャリアプランにあわせて収入以外のメリットからも検討してみましょう。

デメリットは?

とはいえ掛け持ちバイトならではの、注意しておきたいデメリットもあります。

【1.スケジュールの調整が大変!】

本業以外に仕事を増やせば、予想以上に体力的、精神的な疲労はたまります。
例えば9:00~18:00まで仕事をして、夜は副業として居酒屋や清掃のお仕事をすれば、収入は大きくアップしますが、同時に帰宅後のリラックスタイムや睡眠時間も大きく削られてしまいます。
どちらかのバイト先で残業やシフトの変更が多い場合は、スケジュールの調整もさらに難しくなります。掛け持ちバイトをしていることは正直に伝え、職場の仲間に理解を得ることも大切です。

時給1,000円のお仕事なら、月収でおよそ3万円のアップを狙える週8時間の勤務でも、週1回フルタイムで一気に働く、1日2時間で週4回働くなど、働き方を選べるのは掛け持ちバイトの大きな魅力です。
両方の仕事がおろかにならないよう、掛け持ちバイトをはじめるなら、週に1日は完全休養の時間を取るなど無理のないスケジュールが組める副業をチェックしましょう。

【2.掛け持ちバイトは確定申告が必要です】

所得税を年末調整できるのは、「本業(メイン)の会社一箇所のみ」と定められています。そのため、ふたつ以上の職場から給与をもらっている場合、全ての収入を合算して、自分で確定申告する必要があります。
もし、確定申告をせずに放置すれば、追徴課税分も合算されてさらに多くの税金を支払うことにもなりかねないので注意しましょう。

とはいえ確定申告は、必ずしも税金を支払うばかりではありません。掛け持ちバイトの給料を合算して年間103万円以下の所得だった場合は、源泉徴収で天引きされた、払い過ぎの税金が戻ってきます。また、制服のクリーニング代などバイトに関する出費が経費として認められれば、減税となるケースもあり得ます。

確定申告に必要な書類や手順は、国税庁のホームページや税務署の相談窓口で確認できます。掛け持ちバイトをはじめる前にしっかり確認しておきましょう。

【3.翌年の住民税や国民健康保険料に要注意】

確定申告で納付する所得税は、その年(1月~12月)の所得に対して納税します。
しかし、住民税や国民健康保険料は、前年度の所得を基準として適用される点にも注意が必要です。

給料をたくさんもらえば、そのぶん税金も支払わなければいけません。
掛け持ちバイトをはじめれば、月に数万円のプラスでも、年間では数十万円、ときには数百万円の単位で年収がアップすることも十分考えられます。翌年にどちらかのバイトを辞めた場合のことも考慮して、前年度の所得に合わせた住民税や国民健康保険料を支払えるだけの貯金はしておきましょう。

また、家族の扶養に入っている方は、所得があがれば扶養を外れるケースも考えられます。とくに学生のうちはご両親の扶養を外れ、国民健康保険の支払いも自分でするようになれば大きな痛手になることも。
メインのバイトと掛け持ちするサブのバイトを、収入の調整しやすい短期バイトや単発バイトを中心に選ぶなど、年間の収支を自分で計画的に調整することも大切です。

関連記事