自分に合う社風の企業の見つけ方
企業の文化や価値観が作り出す社風には、企業ごとに個性があります。「アットホームな会社」や「頑張った分だけ評価される会社」などさまざまですが、企業選びで大切なのはあなたと社風との相性です。
社風とあなたとの相性がよくないと、働くことが苦痛になり、せっかく就職したにもかかわらず短期間で辞めることになりかねません。そこで今回は、自分に合う社風を見つけるために大切な自己分析のポイントや、入社前に社風を知る方法をご紹介します。
あなたに合った社風の企業を見つけるためには!?
自分に合った社風を見つけるには自己分析が大事
社風とは、「人間関係」「仕事に対する評価」「仕事の進め方」などを要素とする会社の風潮のことであり、さまざまな個性があります。たとえば、社員同士の仲が良いアットホームな雰囲気や、年齢や勤続年数にかかわらずチャレンジできる業務体制、スピーディーにサクサクこなすことが求められるなどです。
社風の良し悪しは、働く人の価値観や捉え方によって決まるものであるため、誰にとっても「良い社風」というものはありません。あなたに合った社風の企業を見つけるためには、まずは自己分析であなたの価値観を知り、社風に求めるポイントのピックアップから始めましょう。
同時に、「絶対に妥協できない」「嫌だけど妥協できる」ポイントもまとめておくのも大切です。100%理想的な社風の企業に巡り合うことはほぼなく、ときには妥協も必要になります。ただし、たとえ魅力的なポイントが多い企業でも、絶対に妥協できないポイントがあるなら入社すべきではありません。就職後の満足度を高めるためには良い点も悪い点も照らし合わせる必要があるため、自己分析の際は求めるポイントだけでなく自身の持つ妥協点もピックアップしておきましょう。
企業サイト・求人情報はここをチェック!
社風に求めるポイントや妥協点が明確になれば、あとは理想的な社風の企業探しです。実際に入社しなければわからないと思われがちな社風ですが、事前の下調べでわかることもあります。
社風を調べるためにチェックしたいのが、その企業のホームページです。社長の考え方や人柄、価値観が反映されやすい社風は「社長からのメッセージ」「社長のプロフィール」を読むとイメージしやすいでしょう。たとえば、社長が携わっていた部門は、社内でも立場が強い可能性があります。ホームページには実際に働いている社員の声が掲載されていることもありますので、そちらも参考にしましょう。
さらに、社員のモチベーションに繋がる企業の特徴も要チェックです。たとえば、求人広告には「福利厚生がしっかりしている」「頑張れば頑張るだけ評価される」などのうたい文句があります。企業がうたっている会社の魅力と、あなたの求めるポイントが一致していれば、その企業があなたに合った社風である可能性は高いでしょう。
社員から直接聞くのがベスト!
より詳しく社風を知るには、やはり実際に働いている人に話を聞くのが一番です。知人のツテがあればベストですが、SNSで企業名を登録している社員の方にコンタクトをとるのも1つの方法です。社内見学の際に、同年代の社員の話を聞きたいとお願いするのもいいでしょう。
また、その企業の社員と顔を合わせて話せる面接は、入社前に社風を知る貴重なチャンスです。自己分析でピックアップしたポイントをもとに、気になることは遠慮なく質問しましょう。たとえば、飲み会や課外活動など業務外のスケジュールは、その企業の雰囲気や人間関係が見えてきます。配属が予定されているチームがあれば、男女構成や年齢層など、どのような雰囲気なのかも併せて聞いておきましょう。
どうしても社員の話を聞けなさそうであれば、会社周辺を歩いてみるのもおすすめです。もしかすると、社員がランチタイムなどで外出しているかもしれません。直接話すことはできなくても、雰囲気や身なり、社員同士で話している内容などから社風を予測することは可能です。
社風とは、人間に言い換えれば人柄のようなものですから、働く人との間には相性があります。働きやすい環境を求めるなら、あなたと相性の良い社風の企業を見つけることが大切です。まずは、自己分析で自身が求める社風を知り、あなたと相性の良い企業を探しましょう。