先輩バイトに聞いてみた!バイト経験で身についたものと役立つスキルを紹介!
パートやアルバイトで得られるのは、お給料だけではありません。
仕事を通じて得られた社会人としての経験は、これからの人生で大きな財産となります。
別の仕事を始めたときに、アルバイトで日々積み重ねてきたことが、自分のスキルアップに繋がっていたことに気づく人もいるでしょう。社員さんやバイト仲間のサポートに助けられた経験は、いざ自分が人を指導する立場になって、初めてその意味を痛感することも多いものです。
今回はアルバイトを通して、実際どんなことが身について、どんなことが役に立ったのか、現場の先輩の声を聞きながら見ていきたいと思います。
バイト経験で身についたもの、役立つスキルをご紹介
どこの職場も人ありき!役立つスキルNo1「コミュニケーション力」
「接客がうまくなった。最初は全くしゃべれなかったのが、アルバイトを始めて3か月目くらいから、そのコーナーにいるお客さんが何を必要としているのか判断でき、商品案内も一人でできるようになった」(量販店)
「聞かれたことをわかりやすく説明できるようになりました。お客さんも知りたいことを先回りして予想できるようになってからは、ありがとうと言ってもらえる機会も増えてやりがいに繋がっています」(コールセンター)
「報連相(報告・連絡・相談)が身に付いた。以前は相手に伝わっているだろう、と思っていたのに、実際は全然伝わっていなかったということがよくあった。どんな小さなことでも共通理解ができているだけで、仕事の効率が違う」(製造業)
どんな仕事も、コミュニケーション抜きには始まりません。うまくコミュニケーションが取れるかどうかで仕事のやりやすさは大きく違ってきます。
特に接客系のアルバイトでは、普段は接することがないような人と上手に意思を疎通することが必要です。将来、自分自身のために、貴重なスキルが身に付くアルバイトと言えるでしょう。
バイトを通して身についた!精神的なタフさとチームワーク
「接客系のアルバイトをしていたので、お客様から思いもよらない要望があることが多々ありました。嫌な思いしても復活するのが早く、引きずらない精神的な強さが自慢です」(観光業)
アルバイトをしていると、いろんな利用客と接することになりますが、中には首を傾けたくなるような態度を取る利用客も。でも、「お客様」である以上職場の顔としてにこやかに接しなくてはなりません。
それだけに「アルバイトやパートを続けられる人は確実に精神的に強くなる」との声も目立ちます。精神的に鍛えられる一方で、忙しい現場でいちいちへこんでいられない、と気持ちの切り替えができるようになるのかもしれません。
「対応許容以上の注文を受けたことがわかりピンチに。それを察したスタッフが休みにもかかわらず出勤してくれて、無事注文をこなせた。それ以来、フォローが必要な時は自分から希望するようにしている」(カフェ)
「体調不良で2週間ほど休んだことがある。その分周囲が頑張ってくれて、復帰の際は気持ちよく受け入れてくれた。その時の気持ちを忘れずに人と関わるようにしている」(建設)
また、アルバイトをしていると難しい状況に直面することがあるものです。自分が困っている時に手を差し伸べてもらえたら、次は自分がフォローしよう、という気持ちになります。
職場は多くの人の力で成り立っています。一人で頑張るのではなく、お互いフォローしあえる環境を築けたら理想的です。
今までのあなたの「経験」すべてがスキル!
ちなみにアルバイトをして身に付いた実際的なスキルといえば、どういったものがあるのでしょうか。
ざっと挙げても、「計算が早い」(レジ)、「人を見てだいたいの服のサイズがわかる」(アパレル)、「料理が格段に上達した」(居酒屋)、「人に合うメイク、自分にあうメイクが分かるようになった」(デパート)、「子供に勉強を教えるコツが掴めた」(学習塾)、「海外からのお客さんが多かったので、日常的な英会話なら聞き取れるようになった」(販売)、「趣味の水泳でも、遠泳が楽勝な体力がついた」(引っ越し)などなど多種多様。
中には、「生命保険に詳しくなった。FP3級をとった」(コールセンター)、「配線・修理関係のバイトから、電気工事士の資格を取得」(建設)という風に、アルバイトが本格的な資格取得に結びついたケースも。
アルバイトはお金を稼ぐだけではなく、貴重な社会勉強にもなります。
学生時代のバイト経験が、社会人となってから思わぬ形で役立った経験は多くの先輩バイトの方が実感しています。
仕事を選択するときは、時給や条件だけでなく、自分に将来役立つスキルが身に付く仕事かどうかも考えながら、選ぶことも大切です。