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辞めてから転職?辞めずに転職活動?

転職活動

いざ転職を決意してから悩むのは、働きながら仕事を探すか、辞めてから仕事を探すか。
どちらにもメリットとデメリットはありますが、いざ周囲に相談すれば、「大きなリスクは避け、今の仕事を続けながら転職先を探したほうが良い」とアドバイスを受けることが多いのではないでしょうか。

果たして、本当にそうなのでしょうか?
実際に転職活動経験者に調査したアンケートを調べてみると、働きながら転職する人も、辞めてから転職する人もほぼ半数という、意外な結果が見えてきます。
今回は転職活動の2つの時期、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

辞めてから転職活動するべきか!?退職前に転職活動を行うべきか!?

辞めてから転職活動をする場合のメリットとデメリット

会社を辞めてから転職活動をすることも、決してデメリットばかりではありません。

最大のメリットは、転職活動に集中するための体力や時間の余裕が確保できること。
企業や業界研究を念入りに行うための時間もできますし、平日がメインになる面接の日程も、スムーズに調整できます。在職中は難しい資格の取得やキャリアアップのための勉強に十分な時間を費やすことも可能です。
即戦力が期待されるベンチャー企業や新規事業の立ち上げの求人では、「今すぐにでも働ける」というのは大きなアピールポイントになるでしょう。

もちろん、仕事を辞めてからの転職活動でおきるデメリットは無視できません。
当面の収入がなくなり、生活基盤が失われることはとても大きなリスクです。失業保険を利用することもできますが、退職が自己都合の場合、早くても支給は4カ月先。仕事のブランクが長引けば、採用でも不利になります。
転職活動が長引いた場合の不安は、本当に大きいものです。キャリアアップを目指して仕事を辞めたはずなのに、仕事が決まらない焦りから、以前の職場よりも悪い条件で働くことになる可能性も否定できません。
安心して転職に集中できるだけの貯金がないときは、やはりオススメしづらい方法といえるでしょう。

辞めずに転職活動をする場合のメリットとデメリット

その点、ローリスクに転職活動に取り組めることは、在職中に転職活動に取り組む最大のメリットです。
当面の収入に不安がなければ焦って仕事を探す必要もなく、面接でたとえ落ちたとしても、失業の心配はいりません。

通勤可能な範囲で希望する職種の会社の数自体が限られる場合、自分の希望に合う条件や仕事内容の求人と出会うタイミングも限られます。一般的に求人数が多いと言われるのが、6月〜9月、1月〜3月の2つの時期。仕事を続けながら求人サイトや情報誌をチェックして、希望する会社の求人がはじまるチャンスを伺うことも大切です。

反面、気持ちの余裕が生む油断は、デメリットにもなります。
大きな決断力が必要になる転職活動では、「明日やろう」、「来月から活動しよう」とずるずると転職活動を先延ばしにしたり、ちょっといいな、と思う求人を見つけても、忙しさを理由になかなか行動に踏み切れないことは、目の前のチャンスを逃す大きな原因です。

また、残業が多く、有給も取り辛いような忙しい職場なら、転職活動をする時間も限られます。
責任感の強い方なら、会社に内緒で転職活動をしていることに罪悪感を持ってしまうこともありますし、いざ採用が決まっても、在職中の会社の引き留めを上手く断ることができずにせっかくの転職のチャンスをふいにしてしまうことも珍しくありません。

そして仕事のストレスからくる精神的な疲労が、転職を考える一番の要因なら、自分を大切にするためにもスッパリと退職することも決して悪いことではありません。
在職中、あまり長期のお休みがとれなかった方は、思い切って海外旅行に出かけたり、家族サービスに励んだり、趣味に没頭してリフレッシュすることも必要なのではないでしょうか。

どちらのケースも、大切なのは「絶対に転職を決める」という強い心。
衝動的に辞めることも、惰性で仕事を続けることも、良い結果には繋がりません。
今の仕事と将来への希望を踏まえ、デメリットとメリットを十分に考えながら、前向きな転職活動へ取り組みましょう。

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