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基本を押さえて!面接官の印象アップ方法

どんなに話す内容に力を入れても、語り方を間違えてしまえば十分に伝えることができません。
面接では、同じ内容でも誰が語るのかで印象は大幅に変わってきます。視覚や聴覚から与える印象にも気を配り、より効果的にあなたの魅力を伝えていきましょう。

面接官へ第一印象を良くする方法を解説

話す内容以外で第一印象が決まる!?面接前に確認しておくこと

「人は見た目が9割」という言葉がありますが、アメリカの心理学者・アルバート・メラビアンが提唱した「メラビアンの法則」によれは、人が他人の第一印象を決めるとき、視覚情報や聴覚情報からが93%を占めており、話す内容はわずか7%ともまで言われています。

はじめて面接官と対面する就職の面接では、話す内容ももちろん大切になりますが、まずは見た目で悪印象を抱かれないようにすることを心がけましょう。

最低限の身だしなみをチェック

ひと目見て清潔感のない、社会人としてふさわしくないと印象を与えてしまうのは大きなマイナス。先ほど挙げた「メラビアンの法則」によれば、人は他人の第一印象を2〜3秒のうちに決めてしまうそうです。
いざ面接に赴く前に、以下を身だしなみチェックで、当てはまるものがないか確認しておきましょう。

□ きちんと整えられた清潔感のある髪型か
□ 服にシワやシミなどがないか
□ 服のサイズは合っているか
□ 個性が強すぎる服はNG
□ 靴は汚れていないか
□ 女性の場合はメイクがビジネスの場にふさわしいものになっているか
□ 男性の場合はヒゲの剃り残しがないか
□ 口臭や口内ケアはできているか
□ 猫背になっていないか

どんな服装で行けばいいの?

面接を受ける際、私服指定がない限り、学生はリクルートスーツを着用すれば問題ありません。
ですが、転職希望者の場合は指定された服装がないため、何を着れば良いか迷っている方も多いのではないでしょうか?

基本的には、面接官が「社会人としての常識がある」と判断されやすい、グレーやネイビーなどのスーツが無難です。新卒のときに着ていたリクルートスーツは学生というイメージが大きいため、避けたほうが良いでしょう。

では、私服指定がある場合はどのような服装でいけば良いのでしょうか?
その答えを知るためには、なぜ、企業側は私服を指定しているのかを考えることが大切です。

IT系やベンチャー系の企業などは、社員がカジュアルな服装で出勤しているため、「服装自由」などとしているところが多いようです。この場合はオフィスカジュアルが無難ですが、スーツでも問題ありません。

一方、アパレル系やクリエイティブな職種の場合は、服装を通してあなたのセンスを知りたいという意図もあるでしょう。普段、社員がどのようなファッションで働いているのかを参考にしてみてはいかがでしょうか。

落ち着きながら、熱意も伝える!面接の話し方のコツ

どんなにあなたの熱意を語っても、相手と目を合わせずに下を向いていては台無しです。あなたの情熱が目から相手に伝わっていくのをイメージしながら、目線を合わせて話しましょう。

椅子に座っていざ面接がスタートしたら、話し方にも気を配りましょう。
緊張すると早口になってしまう方は多いのではないでしょうか?面接時は普段よりもゆっくりと丁寧に話すことを意識してみてください。また、声のトーンは普段よりも1オクターブ上げることを意識して、明るく前向きな印象になるようにします。

相手にあなたを印象付けるには、言葉に視覚的なアクションを付けることも効果的なテニックです。たとえば、話の中でもとくに強調したい部分があるとします。そのときに目を見開く、大きく頷くなど視覚的なアクションを加えれば、より面接官の印象に残りやすくなるでしょう。

面接官の印象がアップするコミュニケーション術

どんなに見た目が大切と言っても、それは第一印象が良くなるということに過ぎません。
話の内容や運び方によっては、最初のイメージを大幅にアップさせることもできれば、その逆もあり得ます。

【見栄を張らない】
就職がかかっている面接ですから、できるだけ良い人材だと思われたいと考えてしまうのは、ある程度仕方がないことです。しかし、面接官は人を見るプロですから、自分を大きく見せようとしてもすぐに見破られてしまうことは覚悟しておくべきです。
また、人事ではなく、現場の方が面接を担当する職場なら、虚勢を張っても専門的な質問をされるだけでボロが出てしまうでしょう。

必要以上に短所を隠そうとすれば動揺が生まれ、せっかくのあなたの魅力が伝わらなくなってしまいます。円滑なコミュニケーションのためには、ある種の開き直りも大切です。付け焼き刃の嘘をつくくらいなら、等身大のあなたで勝負すべきです。また、わからないことは素直に質問してしまいましょう。

【受け答えは、わかりやすく簡潔に】
質問されたことに対して、長々と返答してしまうとあまり良い印象には繋がりません。
まずは結論を一言で伝えてから、その理由を簡潔に述べるようにしましょう。質問の要点を理解して、自分の言葉でわかりやすく伝える能力があると評価されます。

【面接官が知りたいのは、あなたの将来性】
あなたの魅力を伝えるうえで、過去の功績は大切なものではあります。でも、ただの自慢話のようになってしまってはかえって逆効果になることも。

面接官は、これから企業に貢献してくれる人材を探しています。
あなたの経験や特技を、これから働く業務の中で、どう活かしていくのかというところまで踏み込めれば、将来性のアピールにも繋がるでしょう。

【その態度で大丈夫?】
どんなに面接前に気を付けていても、普段の行動や価値観などは知らず知らずのうちに出てしまいます。
新卒の方であれば、学生気分が抜けきれず、面接官と友達のような口調で話してしまったという失敗例も多々見られます。リラックスした雰囲気の面接であれ、最後まで社会人としてふさわしい態度を崩さないことを意識しましょう。

逆に、中途採用の方であれば、面接官が自分よりも年下ということも考えられます。
無意識のうちに横柄な態度をとっていないか、今一度チェックしてみてください。自分では見つけにくい部分ですから、知人に付き合ってもらいながら面接練習するのがおすすめです。

面接官からの印象をアップさせるためには、まずは基本的な身だしなみやマナーを押さえることが大切です。

とはいえ普段から慣れていないことは、面接のときだけ慌てて取り繕ってもボロが出てしまうもの。面接の時に限らず、社会人として基本的なマナーとして、今回ご紹介した印象アップのポイントを、常日頃から意識するクセをつけましょう。

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