主婦・主夫必見!パート面接で良く聞かれる質問と対処法
家庭を支える主婦や主夫の方が、パートタイムのお仕事の面接を受けるときは、通常のアルバイトの面接ではあまり聞かれないことを聞かれることもあります。
特によく聞かれるのが「家庭について」の質問です。
家族の病気や介護で休む必要がある場合、パート中に人員が1人急に抜けてしまうと、どうしても他の人にしわ寄せがいってしまいます。緊急のことでやむを得ないとはいえ、採用側としても長く働いてもらうため、どうしても確認が必要な項目なのです。
面接に臨む側としても「仕事をするからには、なるべく迷惑をかけない!」という心構えで臨みましょう。
今回は、パートで働くことを考えている人に向け、面接でよく聞かれる質問と対処方法をご紹介します。
パートの面接でよく聞かれるとは!?
『お子さまは何歳ですか?』『緊急時に対応できる方はいらっしゃいますか?』
小さな子どものいる人がパートの面接を受ける場合、ほとんど聞かれるといっていいのが、子どもに関する質問です。
子どもがまだ未就学の年齢なら、急な発熱やお迎えなどでどうしても仕事に行けない、または途中で抜けることも考えられます。
とくに体調の変化が多い1歳〜3歳の子どもがいる場合は、両親や夫など、もしものときに頼れる人がいるか聞かれることもあります。面接の時に聞かれてもしっかりと答えられるようにしておきましょう。
パート中、子どもを保育園や託児所に預けている場合、子どものお迎えは誰が担当するかを聞かれることもあります。勤務時間や退勤時間の調整に必要なこともありますので、応募するパート先から子どもを迎えに行くには、どの位時間がかかるか確認しておくとスムーズです。
また、仕事の内容によっては、どうしても残業が発生してしまうこともあるので、何時までなら預けることが可能か、保育園や託児所にあらかじめ確認しておきましょう。
『希望の勤務日時(シフト)はありますか?』『扶養の範囲内での勤務ですか?』
シフトや勤務時間の希望は、面接で必ず聞かれる質問です。
ここを曖昧にして安請け合いをしてしまうと、採用されてから勤務に支障が出る、という事になりかねません。
例えば面接で残業可能と答えていても、実際は子どもの送迎のために不可、といった状況が重なると現場は困ってしまいます。自分のスケジュールや家族の状況を把握してきちんと伝えることが大切です。
子どものお迎えや、両親の介護でシフトの調整が必要な場合は、「何曜日〜何曜日までの〇時〜〇時」といった基本的な希望にあわせて、「〇時からは子どものお迎えがあるので、〇時の退勤を希望します」「介護があるので平日〇時までの勤務希望です」とはっきりと伝えておくと、採用側もシフト調整がスムーズにできます。
また、パート勤務の場合、配偶者の扶養の範囲内で勤務時間を調整したいことも多いかと思います。
扶養の範囲内で勤務を希望することを面接で伝えていないと、「実際の勤務時間が短く設定され、思ったような収入に結びつかなかった」または「後で計算すると勤務時間が長く、控除の対象外となって支出が増えた」といった食い違いが出てきてしまいます。
配偶者の年収によっては、扶養や保険を外れると、家計の負担が大きく増えることもあり得ます。もし、面接で聞かれなければ、シフトの希望とあわせこちらから申し出ることも必要です。
『通勤手段は何ですか?』
パートやアルバイトでも、通勤に公共交通機関を利用する場合は、交通費は会社が負担してくれるケースがほとんど。片道(往復)にかかる時間や料金は、あらかじめ把握しておくとスムーズです。
車通勤の場合は、交通費や駐車場代を会社が負担する場合と、自己負担の場合があります。
勤務先が工場などの場合、敷地が広く職場近くに従業員用として広大な駐車場を備えていて、無料で提供している場合があります。
しかし、勤務先に駐車場がない場合、自分で契約する必要があることも考えられます。自家用車やバイクで通勤を希望するなら、駐車場の有無を確認しておきましょう。
いかがでしたか?パートの面接で一番大切なポイントは、「自分の事情をはっきりと伝えること」。
最初の面接で希望や事情を確認しておけば、後々の話の食い違いやトラブルを避け、気持ちよく働くことができます。
今回ご紹介した、パートの面接でよく聞かれる質問と対処法を、ぜひ自分の生活にあわせてしっかり働けるパート勤務のスタートにお役立てください。